GoogleのNexus 7はハードウェア構成が刷新された第2世代モデルが発売されたばかりだ。最近はゲームをしたり動画を見たりするためだけでなく、電子書籍リーダーとしてタブレットを利用する人も多い。フルカラーディスプレイには電子版の雑誌・コミック・新聞や、Pulseのような読書アプリを利用する上で多くの利点があるからだ。
今回は、AmazonのKindle Fire HD 7とGoogleのNexus 7第2世代モデルを比較した動画をお届けしよう。
AmazonのKindle Fire HD 7は1280×800ドットの7インチIPSディスプレイを搭載し、720Pの動画を視聴できる素晴らしい視覚体験を提供している。CPUは1.2GHzデュアルコアTI OMAP4460、RAMは1Gバイトを備え、メディア・書籍などのコンテンツへのアクセスは高速で容易だ。
Kindle Fire HD 7で最高なのはDolby Surround Sound技術を利用するツインステレオスピーカーを搭載していることだ。これは、筆者がこれまで利用してことのあるタブレットの中で一番音量が大きい。スピーカー自体はユニット背面に搭載されているが、左右の側面を這い上がるような形で収まっている。Kindle Fire HDを背面を下にして伏せても、サウンドのクオリティは素晴らしい。kobo arc、Playbook、iPad 3、Acer Iconia A100と比較テストしたが、Fireとは比較にならなかった。サウンドはクリアで歯切れがよく、PCの安価な外部スピーカーに匹敵する。Kindle Fire HD 7はオーディオ機能を求める人向けのデバイスだ。
一方、GoogleのNexus 7第2世代モデルは1920×1200ドットの解像度を持つ7インチフルカラータッチスクリーンを搭載する。最新モデルだけあって、Kindle Fire HD 7やiPad miniを含め、その性能は市場のほかのほとんどのタブレットを凌駕している。HD動画を見たり、クオリティの高いゲームをプレイすると、ディスプレイの質が向上していることに気付くだろう。スピーカーをディスプレイ枠の上部と下部に備え、オーディオのパフォーマンスはかなり改善されている。タブレットを硬い素材の上に置いても、オーディオのクオリティは素晴らしい。
Googleは2013年モデルでNVIDIA Tegraチップの採用を見送り、QUALCOMMのSnapdraonプロセッサを新たに搭載した。より高速な1.5GHzクアッドコアの搭載により、どんなコンテンツの利用にも支障がない。また、RAMは初代モデルの倍となる2Gバイトを搭載した。
動画比較の中では、電子書籍の読書体験全体をチェックしている。この2つのデバイスを比較し、コミック・新聞・雑誌・電子書籍をどのように処理しているか理解することが重要だ。最後に、まとめを行い、動画とオーディオのテストを行っている。タブレットでは、紙に記載されている仕様はしばしば当てにならず、現実世界でどれほどのパフォーマンスを示すかが重要だ。この動画では2つのデバイスを徹底的に理解することを目指している。
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