ヤフーは5月27日、1427人分のYahoo!JAPAN IDとメールアドレスの組み合わせリストを、835人の「ヤフオク!」ユーザーに対してメールで誤送信するという事故が発生したと発表した。担当者のオペレーションミスが原因で、先日発表した不正アクセスによるユーザーID・パスワード流出とは関係ないとしている。
誤送信が行われたのは5月25日午後9時ごろ。社内でのメールマガジン作業中に担当者がデータの指定をミスし、「ヤフオク!」上の一部出店者からのメールマガジンを受け取るためにユーザーが登録したメールアドレスとYahoo!JAPAN IDの組み合わせ1427人分が本文に記載されたメールを、835人に誤送信したという。
誤送信されたリストに含まれていた1427人のユーザーには、お詫びの連絡を行っている。誤送信されたメールを受け取った可能性がある835人のユーザーに対しては、お詫びと、受信メールの削除を依頼するメールを送信した。
また、別のユーザーに別のID・メールアドレスのリストを誤送信した可能性も「低いながらある」(同社)としており、その人数とリスト数については「調査中」としている。
同社は、「今回の事態を招いてしまったことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。「今後は体制の見直しなどの再発防止策の構築に努める」としている。
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