インドの警察が12月7日(現地時間)、米Uberの配車サービスのドライバーを乗客のレイプ容疑で逮捕したと、米Reutersが報じた。
26歳の女性が、5日の夜にUberを利用したところ、被害に遭ったと警察に届け出た。
Uberはこの報道を受け、被害を届け出た女性の勇気を讃え、警察の調査に全面的に協力していると発表した。警察からの問い合わせに対し、加害者であるドライバーのプロフィール、車両の詳細、被害者の乗車から下車までのルートを含む詳細追跡データを提供したという。
Reutersによると、警察はUberがドライバーの前科の確認やドライバーによる車両でのGPSの有効化などの義務を怠ったとして同社に対して法的措置をとるという。
Uberは、安全性こそが同社の最優先事項であり、ドライバーとして採用しているのは商用免許と政府の認可証を持つプロのドライバーのみだと説明。今後、さらに安全性を強化するためにコミュニティー、政府、テクノロジー業界と協力していくと語った。
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