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TBSが選んだ“4K”、テレビ局が望む「現代の電子フリップ」とは

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 テレビ番組の現場も“スマートデバイス化”が進んでいる。下段の帯で視聴者からのツイートを流すシーン、説明内容を表示する大画面ディスプレイをスマホのように“タッチやスワイプ”しながら扱うシーンなど、スマホっぽいと感じる番組構成や演出は、やはり一般人にスマートデバイスが当たり前に普及したことを示している。

photoTBSのWebサイト

 番組をよく観察すると、最近は「電子フリップ」が当たり前になっていることにも気がつく。

 ニュース番組やバラエティ番組などに欠かせない「フリップ」と呼ばれる説明ボードがある。「お手元のフリップに答えを書いてください──」のそれだ。ニュースや情報番組で、図版やまとめポイントなど、伝えたい内容を簡潔に表現するツールとして使われる。

 フリップはどのように制作されているのだろう。Wikipediaによると、

 多くは局内の美術センターやタイトル制作の部署、テレビ美術専門のプロダクションがそのデザイン・制作を担当しているが、低予算番組ではフリップの代わりにスケッチブックが用いられる場合もある。

 テロップ同様、報道・制作部門より発注票・文字原稿の入稿後、グラフィックデザイナーが情報伝達に適した、グラフィック・レイアウトなどのデザインを検討・考案し、DTP・グラフィックソフト・フリーハンド(手描き)などを用いて仕上げられる。その後、誤字脱字のほか放送表現上の校正が行われ、発注元の部署に納品される。基本的に各番組が専用として独自に発注するため番組名やコーナー名のロゴタイプが刷り込まれる場合が大半であり、番組間で流用するケースは稀である。


 とのことだ。

 番組制作の現場から入稿されたデータをもとに、グラフィックとレイアウトをデザインし、内容や表現方法が正しいか校正して作成する。番組の内容や状況によっては何度も変更があるだろう。かつ、ほかで使い回せる機会が少なく、使い捨てることも多いという。

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