セキュリティ対策製品は、大きなセキュリティ問題を招くこともあるようだ。脆弱性テストを手掛ける米iViZ Securityは、セキュリティ製品の脆弱性の実態に関する調査報告書で、そう結論付けている。報告書によると、2012年に発覚したセキュリティ製品の脆弱性件数は全般的に急増し、過去3年間の増加率はほぼ37.3%に達した。
最も多かったのは、ウイルス対策製品の脆弱性だ。ウイルス対策製品の脆弱性は、調査したセキュリティ製品の脆弱性報告数の49%を占めた。一方で、SQLインジェクションの脆弱性は最も少なかった。