米Googleは11月24日(現地時間)、9月に発表した「Netscape Plug-in API」(NPAPI)のChromeブラウザでのサポート打ち切りの日程を発表した。2015年1月には現在利用できているプラグインもデフォルトでブロックされ、9月にはNPAPIのサポートが完全に終了する。
NPAPIはブラウザ拡張の標準的な仕組みを初めて導入したAPIで、動画や音声のサポートといった機能を実現させてきた。GoogleはNPAPIサポート終了の理由を、このAPIが近年ではハングやクラッシュ、セキュリティ問題、コードの複雑化を招く筆頭原因になっていることと説明した。
9月段階では2014年内の終了を予定していたが、NPAPIを採用している多数のサービスの代替機能への移行が遅れているため、終了時期を延期した。
現在、NPAPIプラグインはデフォルトでブロックされているが、NPAPIを採用するWebサイトを開く際にプラグインを有効にすることができる。また、SilverlightやGoogle Talk、Javaなどの一部のプラグインはホワイトリストで例外として利用できるようになっている。
2015年1月にはこのホワイトリストがなくなり、すべてのプラグインがデフォルトでブロックされる。
4月にはChrome WebストアからNPAPIプラグインが必要な拡張機能の公開を終了する。この段階では一時的にNPAPIを利用できるようにするツールを提供する。
9月には4月に提供したツールが無効になり、インストール済みのNPAPIプラグインを使う拡張機能はすべて利用できなくなる。
GoogleはNPAPIプラグインの開発者に向けて、NPAPI廃止開発者ガイドを参考に代替手段に移行するよう勧めている。
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