米GoogleのモバイルOS「Android」の“断片化”は、モバイル端末管理(MDM)を考える上で課題になりかねない。だが、決して克服できない問題ではない。
モバイル時代に象徴される通り、デバイスやOS、アプリ、クラウドサービスなどさまざまなものが多様化を続けている。そうした状況は、IT部門にとって悪夢であるといえる。企業内ネットワークで使われるモバイルOSの大部分は米Appleの「iOS」とAndroidが占め、両プラットフォームとも急速な進化を遂げている。また、新版を導入することで不具合が発生しないか既存アプリの動作検証をしたり、サポートの手順やトレーニングといった関連要素の更新も必要になったりする。
特にAndroidはくせ者だ。早いペースで繰り返されるOSのバージョンアップやハードウェアの多様性によって利用環境の断片化が進んでおり、IT部門やアプリ開発者の頭痛の種となってきた。端末メーカー各社は市場での差別化を図ろうと、ユーザーインタフェースに手を加えたり、機能追加を図ったりしている。そうした状況から市場には非常に幅広いAndroid環境が存在している。
Android断片化については、以下の対策方法を参考されたい。
関連記事
- Androidのバージョン乱立が止まらない理由
- 2年先を行く「iOS」を抜き去るか 「Android L」で始まるGoogleの戦い
- 徹底分析:次期OS「Android 5.0 Lollipop」、Samsung協力の意味は?
- 5分で分かる次期OS「Android L」のビジネスに役立つ機能
- Android OSの多バージョン併存は「多様性」か「断片化」か