米Twitterは11月18日(現地時間)、2006年3月の最初のツイートから現在までの、全公開ツイートを検索できるようにしたと発表した。向こう数日中に全ユーザーがこの機能を利用できるようになる。
同社は昨年2月に従来より古いツイートを結果として表示するようにしたと発表しているが、完全ではなかった。ようやく全ツイートのインデクシングが完了したという。
これにより、例えばハッシュタグを使えばそのテーマの8年前からのツイートをすべて表示できる。好きなアーティストに関するすべてのツイートを過去にさかのぼって読むことなどもできる。高度な検索で日付を限定すると、この機能が利用できるようになったかどうか確認できるだろう(本稿執筆現在、筆者の環境ではまだ使えない)。
Twitterは例として、2006年12月30日〜2007年1月2日の新年についてのツイートの検索結果を紹介している。
過去のツイートはまずは検索結果の「すべて」タブにしか表示されないが、今後「トップ」タブ(関連性の高いツイートだけが表示されるタブ)に表示できるようにしていくとしている。この機能は、Twitter.com、iOSおよびAndroidの公式アプリで利用できるようになる。
Twitter上の公開ツイートは、過去1週間分は同社データセンターのSSDに保存されているため、検索結果をすぐに表示できているという。過去8年間のすべてのツイートをSSDに保存するには膨大なコストが掛かるため、同等のレスポンスでコストを掛けずに全ツイートを検索できるようにするために、独自の技術を開発したという。公式ブログでこの「Earlybird」についての技術的な説明を読むことができる。
関連記事
- DMによるツイート共有、インスタントタイムライン──Twitterが検討する新機能の狙いと背景は
Twitterが検討中の新機能は、ユーザーエンゲージメントの低下を食い止め、成長を推進するための同社の模索の表れだ。(ロイター) - Twitterの“不純物表示”スタート 日本でも
Twitterのタイムラインにフォローしていないユーザーのツイートが表示され始めた。そうしたツイートには例えば「○○さんにフォローされています」などの表示がある。 - Twitterで過去の全ツイートダウンロード、日本でも可能に
過去の全ツイートをダウンロードする機能が日本のユーザーにも適用。過去のツイートを月単位で表示したり、月ごとのツイート数グラフを確認できる。 - Twitter、古いツイートの検索を可能に
これまで約1週間前のツイートまでしか検索できなかったTwitterで、検索結果に数年前のツイートが表示されるようになった。 - 呪わしき過去ツイートを葬る「黒歴史クリーナー」進化 15分で全ツイート削除
過去のツイートを自動消去し、「安全・安心なTwitterライフをアシスト」してくれるというサービス「黒歴史クリーナー」がリニューアルした。削除スピードを大幅に高速化したほか、ツイートのダウンロード機能など新機能を追加した。
関連リンク
Copyright© 2014 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.