浜松市のスタートアップ企業キッコ・サウンドは、MIDIインタフェースを備えた音楽キーボードをiPadやiPhoneにBluetooth経由で接続する「mi.1」をAmazon.co.jpで発売した。m.1は米クラウドファンディングサイトIndiegogoで支援者を集め、10月には完成品を届けていた。
mi.1はMIDI INとMIDI OUTを短いケーブルで結んだだけのように見えるユニークな形状。ここからBluetooth Low Energy経由でシンセサイザーを制御するための標準仕様であるMIDIデータを飛ばす。
mi.1を使えば、YAMAHA DX7などの30年以上前のシンセサイザーからiPadのGarageBand内蔵音色を使って演奏したり、iPhoneのシーケンサーアプリからDX7を鳴らしたり、MIDIインタフェースを備えた電子ピアノをマスターキーボードにして豊富なiOSシンセサイザー音源を奏でることも可能だ。これを導入すれば、死蔵されているシンセサイザーやエレピが再び陽の目を見るかもしれない。
設定にはiOSアプリの「mi.1 connect」を用いる。Core MIDI対応アプリならば双方向に利用が可能。
Amazon価格は4536円。
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