米GoogleのChrome OSを搭載するノートPC「Chromebook」の個人向け販売が日本でも始まる。デルが11月11日に販売を始めたほか、日本エイサー、ASUS JAPANも順次販売を開始する。米国では安価なChromebookの市場シェアが急速に拡大しており、日本でもPC市場の台風の目になる可能性もある。
デルは11月11日、「Dell Chromebook 11」の個人向け販売を開始。11.6インチ(1366×768ピクセル)液晶ディスプレイとCeleron 2955U/1.4GHz、16Gバイトストレージを搭載し、バッテリー駆動時間は最大10時間。2Gバイトメモリモデルの価格は3万1980円(税別)だ。
ChromebookはLinuxベースのChrome OSを搭載し、Chromeブラウザを使ってWebベースのアプリを利用するPC。OSやアプリは常に最新バージョンにアップデートされ、高速に起動するのも特徴だ。
米調査会社のNPD Groupによると、米国では今年1〜5月のノートPC販売でChromebookが35%を占めるまでに成長している。
Acerは「Chromebook C720」
日本エイサーは11月13日から、「Acer Chromebook C720」を個人向けに販売する。
11.6インチ(1366×768ピクセル)の液晶ディスプレイとCeleron 2955U/1.4GHz、4Gバイトメモリ、16Gバイトストレージを搭載。価格はオープン。
ASUSは小型デスクトップ「Chromebox」も
ASUS JAPANは「ASUS Chrome C300MA」を個人向けにも12月中旬から発売。Chrome OSを搭載した小型PC「ASUS Chromebox」も同時期に発売する。
Chrome C300MAは、日本語キーボードを搭載したブラック・ホワイトモデルと、英語キーボードを搭載したスカイブルー・バレンシアオレンジ・ハニーイエローモデルをラインアップ。英語キーボード搭載モデルは直販サイト限定販売となる。
それぞれ、ディスプレイは13.3インチ(1366×768ピクセル表示)、CPUはCeleron N2830、バッテリー駆動時間は約10時間、サイズは329mm×奥行き230mm×高さ20.3mm、重さは約1.4キロ。日本語キーボードモデルは4Gバイトメモリと32GバイトeMMCを、英語キーボードモデルは2Gバイトメモリと16GバイトeMMCを搭載した。
Chromeboxは、124(幅)×124(奥行き)×42(高さ)ミリ・重さ0.6キロとコンパクト設計なデスクトップ。CPUはCeleron 2955U、メモリは4Gバイト、ストレージは16GバイトSSD。HDMI端子×1、USB3.0端子×5、SDHCメモリーカード・マルチメディアカードリーダーなどを備える。
関連記事
- デル、Chromebookの個人向け販売をスタート 3万1980円から
デルがChrome OSを搭載するノートPC「Chromebook 11」の個人向け販売を開始。最小構成で3万1980円(税別)から。 - 「Dell Chromebook 11」3万8980円で国内発売 個人向けは「年内めどに」
デルのChromebook「Dell Chromebook 11」が日本で発売。まずは法人向け端末のみを提供し、個人向けには年内をめどに発売するという。 - 初のTegra K1搭載Chromebook、Acerが280ドルで発売
NVIDIAのモバイル向けSoC「Tegra K1」を搭載する初のChromebookをAcerが発売する。13インチで価格は279.99ドルから。 - Chromebook、日本で発売 企業・教育機関向け
GoogleがChromebookを国内で発売。企業・教育機関向けに提供する。
関連リンク
Copyright© 2014 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.