米Googleは11月5日(現地時間)、AndroidおよびiPhone向けのGoogle Mapsアプリを数日中にアップデートすると発表した。前日発表したGmailとGoogle Calendarと同様に、「Android 5.0 Lollipop」から標準になる「マテリアルデザイン」をサポートするようになる。
公式ブログにはiOSではなくiPhoneと書かれているので、iPad向けの最適化はまだのようだ。
画面の下部に表示される“info sheet(情報シート)”をタップすると表示している場所周辺の情報レイヤーがせり上がってくるという。7月に追加された「Explore」ボタンが情報シートにアップデートされるということのようだ。
新機能としては、5月に追加されたUberアプリとの連係が強化され、経路検索結果にUberが表示される場合、ピックアップの所要時間と料金も表示されるようになる。この機能は端末にUberアプリがインストールされており、Uberのサービスが提供されている地域でのみ有効だ。
また、米国ではレストランレビュー/予約サービスのOpenTableとの提携により、レストランなどの情報シート内で直接レストラン予約ができるようになる。
関連記事
- GmailのAndroidアプリ更新でOutlookなど他アカウントをサポート
Android版Gmailアプリがバージョン5.0への更新でマテリアルデザインになる他、POP/IMAPサポートによりマルチアカウント機能でOutlook.comやExchangeなど、Gmail以外のメールアカウントも使えるようになる。 - Googleカレンダーアプリ、Gmail連係などの大刷新 iPhone版も準備中
Android版Googleカレンダーのデザインが「マテリアルデザイン」的になり、Gmailで受信した確認メールの情報が自動的に表示されるなどの新機能が加わる。また、iPhone版も近くリリースするという。 - Google Mapsのモバイル版にFoursquareのような「Explore」ボタン
モバイル版Googleマップの右下に追加された「Explore」ボタンをタップすると、現在地の周辺スポット紹介ページが開く。お勧めスポットは時間帯や天気によって最適化され、検索結果についても表示できる。 - 時計から車まで、あらゆるAndroidのUIの基本「マテリアルデザイン」
Googleが次期AndroidやAndroid Wear、Android TVなどあらゆるフォームファクターのAndroidで統一感のあるユーザーインタフェースを提供するためのデザイン言語「Material Design」を発表した。デザインだけでなく、タップやスワイプのレスポンスが大きく変わる。 - モバイル版Google Mapsが大幅アップデート 車線変更やUberアプリとの連係など
AndroidおよびiOS版Googleマップのアップデートで、ナビでの車線変更や別ルート表示、スポット検索のフィルター、Uberアプリとの連係機能などが追加される。
関連リンク
Copyright© 2014 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.