加賀ハイテックは11月5日、撮影した後でも写真のピントを好きな位置に合わせることができるという米Lytro製のカメラ「LYTRO」(ライトロ)シリーズのハイエンドモデル「LYTRO ILLUM」(ライトロ イルム)を、12月上旬から全国のカメラ専門店などで発売すると発表した。オープン価格で、実売予想価格は20万円前後。
レンズに入る光の束を方向まで含めて丸ごとと記録し、後から任意の距離にリフォーカスできる「Light Field技術」を採用し、撮影後に好きな位置にピントを合わせられるというカメラ。初代モデルは米国で2012年に発売された。
LYTRO ILLUMは、35ミリ換算で30〜250ミリ相当の光学8倍ズームレンズ(全域で開放F2.0)、1/1.2インチCMOSセンサー(出力2450×1634ピクセル)を備えた。背面ディスプレイは4インチ(800×480ピクセル)のタッチスクリーンで、リフォーカスビュー機能を備えている。
無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)に対応し、撮影した画像の転送も可能。サイズは86(高さ)×145(幅)×166(奥行き)ミリで重さは940グラム。
関連記事
- 撮った後からどこでもピントが合う魔法のカメラ「Lytro」発売 399ドルから
撮影した後でも写真のピントを好きな位置に合わせることができるという画期的なカメラ「Lytro Camera」が、399ドルからという購入が容易な価格で登場する。 - “後からピント合わせ”のLytro、1600ドルのハイエンドカメラ「Illum」を発表
撮影後にピントの位置を変えられるLytro Cameraのハイエンド版「Illum」は一眼レフのような形状で、強化されたセンサーと全域で開放F2.0の8倍ズームレンズを搭載する。 - “後からピント合わせ”のLytroカメラ、無線でiOS端末への写真転送が可能に
撮影した後から写真のピントを好きな位置に合わせられるカメラ「Lytro Camera」にひそかに組み込まれていたWi-Fiチップがソフトウェアアップデートで有効になり、撮影した写真をiPhoneに無線転送できるようになった。
関連リンク
Copyright© 2014 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.