「840 EVO」は日本で8月上旬に発売予定
Samsung Electronicsから最新のコンシューマー向けSSD「Samsung SSD 840 EVO」が登場した。
2012年10月に発売された「Samsung SSD 840」の後継となるメインストリーム向けモデルで、最新のトリプルコアコントローラと、新プロセスルール製造のNANDフラッシュメモリを採用し、「TurboWrite Technology」を呼ばれる独自の高速化技術の導入により、840を大幅に上回る性能を実現していることが大きな特徴だ。
国内では日本サムスン販売特約店のITGマーケティングが8月上旬に発売する予定だが、今回はいち早く250Gバイトモデル(MZ-7TE250B/IT)を入手できたので、性能や消費電力を従来機と比較しながら検証していこう。
チタニウムカラーのシンプルなデザイン
Samsung SSD 840 EVOのボディデザインは、従来の840およびその上位モデル「Samsung SSD 840 PRO」を踏襲しつつ、ボディにチタニウムカラー(ラメの入ったダークグレー)、ワンポイントにブラックをあしらったシンプルなものだ。
従来同様にボディのエッジをダイヤモンドカットしているが、今回はカットした後に塗装(蒸着)を行なっているため、エッジの反射は抑えられている。
先日開催された「2013 Samsung SSD Global Summit」では、デザインチームのディレクターに話を聞く機会があったが、今回は普及モデルであることを意識してデザインしたという。
前回は840 PROと840で共通のデザインイメージを採用していたが、今回の840 EVOは、840 PROのラインとは差別化する意味で、同社ブランドにおけるプレミアムな意味を持つオレンジを使用せず、より大衆的なイメージを意識してシンプルにまとめたとのことだ。
確かにじっくり見比べると構造的にも簡素で、ロゴのプリントなども840 PRO/840のほうがコストがかかっているように見える。もっとも、840 EVOのデザインも決して安物というイメージはなく、クールにまとまっている。プレミアムな840 PROのラインとのすみ分けとコストダウンをうまく行なっているといえそうだ。
また、実際に手に持ってみると、軽さにも驚く。現状配布されている資料では「最大53グラム(1Tバイトモデル)」としか記載がないのだが、評価用の250Gバイトモデルを実測してみると、わずか43グラムしかなかった。モバイルノートPCのストレージ換装用途としてはこの点も魅力だろう。本体サイズは69.85(幅)×100(奥行き)×6.8(高さ)ミリと、約7ミリ厚のドライブだ。
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