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来るか、新“光モノ”時代――虹色に光るキーボードが続々登場

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「部屋を暗くしてゲームできるので、没入感が違います」——発光キーボード人気の今

 先週の入力デバイスコーナーでは、Razerのゲーミングキーボード「BlackWidow Chroma」が注目を集めていた。1680万色に光るLEDを内蔵した同社のゲーミングデバイスシリーズ「Chroma」に属するモデルで、英語キーと日本語キータイプをそろえる。価格はいずれも2万1000円強だ。

 なお、1万dpiの光学センサーを搭載したゲーミングマウス「DeathAdder Chroma」と、7.1chバーチャルサラウンド出力が可能なヘッドフォン「Kraken 7.1 Chroma」も同時に売り出されている。価格は順に7000円弱と1万4000円弱。

og_akiba_001.jpgRazer「BlackWidow Chroma」

 BlackWidow Chromaは同社が開発したメカニカルキースイッチを採用し、各キーにLEDバックライトを組み込んでいる。常時点灯のほか、ゲームで使うキーだけ光らせるモードや虹色のウェーブを起こすモードなどが設定可能だ。制御ソフト「Razer Synapse」によって、ほかのChromaモデルと色をそろえることもできる。

 各ショップに置かれた展示機の注目度は上々で、高価なモデルながら売れ行きはまずまず順調な様子。パソコンSHOPアークは「ここまで派手に光るキーボードは今までなかったですからね。カスタム好きな人や色々光らせたい人の心を刺激している感じがします」と話していた。

og_akiba_002.jpgog_akiba_003.jpgTSUKUMO eX.に張られてRazer「DeathAdder Chroma」のPOP。ホイールと側面、ロゴが光る(写真=左)。Razer「Kraken 7.1 Chroma」。こちらはロゴのみ光る仕様(写真=右)

 好調な背景には、光るキーボード自体の需要の高まりもある。BUY MORE秋葉原本店が「キーが光れば、部屋が真っ暗になっても普通に操作できますからね。やっぱり、ゲームの没入感が違います」と語るとおり、人気の中心はゲーミングモデルだ。

 その下地がブレイクしたきっかけとして、6月に登場したDuckyChannelの「Shine3 DK9000」シリーズを挙げる声は多い。TSUKUMO eX.は「Cherry MXキーを採用した光るキーボードということで現在も人気があります。本格的なキースイッチとLEDの組み合わせはインパクトがありましたね」という。

 そして、今後は虹色発光の本格キーボードがブームを作ると期待されている。BlackWidow Chromaに続いて、11月8日にはコルセアからも「RGB Mechanical Gaming Keyboard」シリーズが発売予定だ。フルキーボードタイプの「K70」はTSUKUMO eX.にて2万8814円の先行販売価格が付けられている。「ほかにもシザースイッチ型で虹色に光る『COUGAR 200K』も人気を集めていますし、光り方が工夫できるキーボードが定番化するかもしれませんね」(同店)。

 こうした動きに、別のショップからは「10年前の光モノブームがまた別の流れからやってきた感がありますね。とりあえず光らせられるなら光らせたいという人間の根源的な欲求があるのかもしれません」とのコメントも聞いた。

og_akiba_004.jpgog_akiba_005.jpgog_akiba_006.jpg2014年6月に登場した、白色LED搭載のDuckyChannel「Shine3 DK9000」(写真=左)。まもなく発売予定のコルセア「RGB Mechanical Gaming Keyboard」。TSUKUMO eX.で展示中だ(写真=中央)。キートップが薄いCOUGARの「COUGAR 200K」。5500円前後で売られている(写真=右)

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