米Googleは11月3日(現地時間)、Android版Gmailアプリをバージョン5.0にアップデートした。Android 4.0以降を搭載する端末に数日かけてローリングアウトする。
同日発表したGoogleカレンダーアプリのアップデートと同様に、「マテリアルデザイン」を採用したユーザーインタフェースになっている。
また、同社が現在招待制で提供している「Inbox」と同様に、画面右下にフローティングする赤い丸をタップすることで新規メールを作成できる。
このアップデートの最大の新機能は、Gmail以外のアカウントのサポートだ。Gmailでは2010年のアップデートでマルチアカウントに対応したが、これまでは対応するのはGoogleのアカウントのみだった。これが、POP/IMAPを使うことでOutlook.com、Yahoo!メール、Exchangeなど、他のメールプロバイダーのアカウントをサポートするようになる。
複数のアカウントを登録しておき、左上の[≡]をタップして表示するメニューでアカウントを切り替えて表示できる。
なお、Inboxにあるようなリマインダー作成機能などは追加されなかった。
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