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ドコモ、営業益見通しを下方修正 新料金プランへの移行が想定以上、収益圧迫

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 NTTドコモは10月31日、2015年3月期の連結業績予想(米国会計基準)を下方修正し、営業利益は前回予想から1200億円減となる6300億円にとどまる見通しだと発表した。新料金プランへの移行が想定を上回ったことが減収につながったため。営業利益見通しは大手携帯事業者の中で3位に転落した。

photo営業益の見直し要因=決算説明会資料より

 売上高に当たる営業収益見通しは1900億円引き下げ、4兆4000億円とした。新料金プランは10月14日時点で1000万を突破しており、さらに他社対抗上、端末卸売り価格を引き下げたことも利益を圧迫する。ただ、音声ARPUの下げ止まりや顧客基盤増加、パケット利用増などから中期的にはプラス効果を見込むとしている。

 減収を受け、コスト削減額として当初目標から500億円積み増し、年間1050億円の削減を目指す。

 携帯と固定とのセット割を提供する「ドコモ光」を来年2月にスタートすると発表。「新料金プランとドコモ光を軸に、早期にモバイル事業を回復させるとともに、新領域事業の利益成長、及び大胆なコスト削減を進めていく」としている。

 4〜9月期の連結決算は、営業収益が前年同期比1.2%減の2兆1729億円、営業利益が15.5%減の3995億円、最終利益が13.6%減の2595億円。

 純増数は前年同期の24万から119万へと大幅に増加した。スマートフォン利用数は前年同期比で1.2倍となる2640万契約になった。MNPは差し引きで9万のマイナスと、前年同期の39万のマイナスから改善した。

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