各都道府県のゆるキャラブームからも分かるように、各企業も消費者に親しみを持ってもらうために愛らしいキャラクターを作り、プロモーションに活用しています。モバイル関連では、ソフトバンクモバイルの「お父さん」犬や、NTTドコモの「ひつじのしつじくん」、そしてAndroid OSのbugdroid(通称ドロイド君)などが有名でしょう。しかし、王道キャラクターも意外と名前を知らなかったり、マイナーなキャラクターだとそもそも存在を知らなかったりということも多いはず。せっかくなので、筆者が取材現場で出会ったかわいらしいキャラクターたちを紹介します。
3つのデバイスを装備する“ブル”ドッグ「ウェアラブルくん」(エプソン)
スマートグラス「MOVERIO」を始め、ウェアラブル分野を強化するエプソンは、6月20日の発表会で「ウェアラブルくん」というブルドッグの人形を来場者たちにプレゼントしました。なんでもプロモーションの一環としてノベルティの人形を作ったらしいのですが、同社によると、「特に公式マスコットとして独立させたり、商品化する予定はありません」ということでした。
言うまでもなくウェアラブルとブルドッグをかけているわけですが、目にはMOVERIOをかけ、腕にはGPS搭載スマートウォッチ「WristableGPS」らしきものを着け、手にはスマートフォンを持ち、背中にはゴルフスイング解析デバイス「M-Tracer」を装着したゴルフクラブを引っさげています。エプソンはプリンタ事業でも「ちいサメ」や「エイさん」(A3)など個性的なキャラクターを登場させており、今後の動きにも期待が高まります。
ようやく名前が判明した「バニーピープル」(インテル)
皆さんは、防塵(じん)服の技術者をイメージしたインテルのキャラクターをご存じでしょうか。見たことはあるが名前は知らないという人も多いでしょう。このキャラクター、「バニーピープル」という名前で、インテル公式でUSBメモリや人形など、いくつかグッズが作られています。
筆者が入手したのは、USBメモリのバニーピープル。一見すると普通のフィギュアですが、頭の部分を引っこ抜くとコネクタが現れます。Intel insideかは分かりません。時々仕事でUSBメモリが必要な時にデスク回りを探すことがあるのですが、そもそもUSBメモリだということを失念しているのでバニーピープルの出番はほとんどありません。
声と合わせてチェックしたい「emopa」(シャープ)
10月に開催された「CEATEC JAPAN 2014」で、シャープが2014年冬のスマートフォンから提供を開始している「emopa(エモパー)」のストラップを入手しました。emopaは人工知能を用いて、音声やテキストでさまざまなメッセージを発してくれる新機能で、もはや機能ですらキャラクター化する時代になりました。スマホの画面にちょこんと笑顔が乗ったかわいらしい容姿ですが、その声もなかなかかわいらしいです。
画面クリーナーとしても使え、イヤフォンジャック部分に先端を挿すことで利用可能です。渇ききった日常に笑顔の潤いがほしい人におすすめです。
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