キャリア版と同時にSIMロックフリー版も発売となった「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」。早速、SIMフリーなiPhone 6(ゴールド)に、さまざまなSIMカードを装着してみた。
今回試したのは、NTTドコモの「iPhone 5s」、KDDI(au)の「iPhone 5c」、ソフトバンクモバイルの「iPhone 5」で使っていた各キャリアのSIM。もちろん3枚のSIMとも、サイズはすべてNano SIMだ。
結論から言うと、キャリア3社のSIMは装着しただけで4G通信が行えた。ドコモSIMを挿すとアンテナピクトは“LTE”表示がともり、ベンチマークアプリで計測した通信速度は上り11.52Mbps/下り11.62Mbps。au SIMをセットした際のアンテナピクトは“4G”表示で、通信速度は下り11.63Mbps/上り5.00Mbps。ソフトバンクSIMも“4G”表示で、速度は下り27.85Mbps/上り5.40Mbpsだった。
なおアンテナピクトの表示のみでは、auのキャリアアグリゲーション(CA)やWiMAX 2+(TD-LTE)、ソフトバンクのSoftBank 4G(AXGP/TD-LTE)を利用できているのか判断できない。対応ネットワークについての検証は改めて行ないたい。
SIMフリーなiPhone 6でサクっと使えてしまった各社のSIMだが、キャリア端末と紐付けられているSIMを別のSIMフリー端末で使うと、各社のサポート対象外になるので注意しよう。
また、キャリアと格安SIMを提供するMVNOがSIMフリー版iPhone 6/6 Plusにどのような対応をしていくのか? 各社の状況については改めて紹介する予定だ。
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