ソニーマーケティングは9月18日、ハイレゾ対応ウォークマンと機動戦士ガンダムシリーズのコラボ製品を発表した。「機動戦士ガンダム」のテレビ放映開始と「ウォークマン」の誕生から、ともに35周年を迎えたことを記念してコラボレーションが実現した。ソニーストアオリジナルモデルとして、ウォークマン「ZX1」と「F880シリーズ」の2種を発売する。
コンセプトは、「宇宙世紀を音楽でつなぐ」(同社)。U.C.0093を舞台にした「逆襲のシャア」とU.C.0096の「ガンダムUC」は、同じ時間軸で語られる作品であり、つながりが非常に深い。また三枝成彰氏が音楽を担当した「逆襲のシャア」、そして澤野弘之氏のガンダムUCはいずれも音楽的評価も高く、「オーディオフォーマットのニュータイプともいえる“ハイレゾ”で、2つのガンダムの音をお届けしたい」(担当者)。
ZX1は、本体側面にガンダムUCの劇中で重要な役割を果たす「宇宙世紀憲章第7章15条第2項」を刻印。特典としてハイレゾ版の「機動戦士ガンダム UC」オリジナルサウンドトラック1〜4、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」オリジナルサウンドトラック完全版(初回限定盤仕様)の計5アルバムをプリンインストールする。ガンダム UCのサウンドトラック1〜3については既にハイレゾ配信が行われているが、4作目および逆襲のシャアはアルバム配信に先行して収録されることになる。
このほか、オリジナル刻印入りのキャリングケース、EPサイズのスペシャルブックレット2冊が付属する。ブックレットはCD版のものを再構成して新要素を追加したもの。2冊合計で約140ページに及ぶ豪華仕様で、三枝成彰氏、澤野弘之氏のインタビューも収録したという。
パッケージもユニークだ。大森英敏氏と玄馬宣彦氏によると新規描き下ろしイラストを使用したオリジナルパッケージは、紫外線があたるとガンダムの周囲がぼんやりと光る「サイコフレーム仕様」となっている。価格は10万円(税別)。
一方の「F880シリーズ」は、内蔵メモリが64Gバイトの「F887」(ブラック)と32Gバイトの「F886」(全色)をラインアップ。本体背面に「νガンダム」もしくは「ユニコーンガンダム」の刻印(選択可)が入るほか、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」オリジナルサウンドトラック4と「機動戦士ガンダム UC」オリジナルサウンドトラック完全版(通常盤仕様)、専用壁紙をプリインストールする。
パッケージは大森英敏氏、玄馬宣彦氏による描き下ろしイラスト(選択可)で、もちろんサイコフレーム仕様だ。価格はF887が4万6000円、F886は3万5000円(税別)。
ソニーストアでは同日から受注を受け付けているが、リアル店舗で購入した人への特典として、大森英敏氏、玄馬宣彦氏による描き下ろしイラストを使用したB2ポスターが用意される。またソニーでは、9月20日からソニーストア(銀座、名古屋、大阪)でコラボモデルの展示・試聴を行うほか、京都で開催される「京都国際マンガ・アニメフェア」にも出展する予定だ。
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