ライフメディアは9月4日、無料メッセージ&通話アプリ「LINE」の利用状況データの調査結果を発表した。スマホユーザー全体の70%超が利用しているという。
利用率は全体の71.7%となり、昨年の同調査(63.3%)から上昇。各年代で利用率は上がっている。特に若年層への浸透度は高く、10代女性は94%、10代男性は86%だった。
LINEを使ってないユーザーはその理由として「自分には不要なアプリだから」「プライバシー面で不安があるから」「セキュリティ面で不安があるから」などを挙げている。
有料スタンプを購入したことがある人は全体の34.4%。女性より男性の方が若干高かった。購入数を見ると、「4〜5個」は男性(21.3%)より女性(34.1%)の方が高いが、「11個以上」は男性(14.9%)が女性(5.7%)を大きく上回っている。企業の開設する公式アカウントと友だちになった理由として「スタンプが欲しかったから」(73%)が1位になるなど広く定番アイテムとして使われているようだ。
便利な点として「簡単にトークが送れる」「グループトークができる」「音声、ビデオ通話が無料」などが挙がる一方、不満点の上位は「通話音質が悪い」「電話帳に登録している人に情報が出てしまう」「着信が分かりにくい」となった。
調査は、同社の「リサーチバンク」を通じてスマートフォン利用者1300人に対し8月に実施した。
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