米Twitterは8月29日(現地時間)、Web版のユーザーの新規登録フローを変更した。製品管理担当上級ディレクターのクリスチャン・エストリアン氏が自身のツイートで発表した。
エストリアン氏によると、「数カ月かけた、3年ぶりの大きなアップデート」という。Twitterの新規登録フローは分かりにくいといわれており、ディック・コストロCEOは1月、「新規ユーザーが簡単にTwitterを理解できるようにUIを改善」することで成長曲線を改善させると語った。
まず、新規登録の最初の画面に、幾つかの画像付きツイートが数秒ずつ表示されるようになった(従来は画像は表示されたが、誰のツイートかは表示されなかった)。
上の画面で名前、メールアドレス、パスワードを入力し、「Twitterに登録する」をクリックすると、さらにユーザー名と「Webサイトでの閲覧をもとにTwitterをカスタマイズ」する(オプトアウト)などの選択をする画面になり(この画面は従来とほぼ同じ)、「アカウントを作成する」をクリックすると、下のような歓迎画面になる。
ここで「さあ、はじめよう」をクリックすると、興味のあるジャンルを選択する画面になる(従来はいきなり「タイムラインを作りましょう」としてTwitterのお勧めアカウント名のリストが表示された)。選択肢は10種類(「音楽」の下にさらに「ファッション」「ビジネス」「漫画家」が並ぶ)。
「次へ」をクリックすると、上画面で選んだジャンルに基いてTwitterが選んだフォロー推奨アカウントのリストが表示される。選択したジャンルの種類と数にもよるが、各ジャンル10人くらいのアカウントが表示される。どんなアカウントか推測できるように、各アカウントの最新のツイートも表示される。アカウント名の右側の「×」をクリックすれば、フォローをやめることができる。
画面右上の「○○人をフォローして続ける」をクリックすると、「知り合いを見つけましょう」という画面になり、「○○の連絡先をアップロード」(○○にはGmail、Outlook、Yahooなどが入る)というボタンが表示される。分かりにくいが、右下に小さく「スキップする」ボタンがあり、連絡先をアップロードしないで先に進むことも可能だ。
最後に登録したメールアドレスで受信するTwitterからの確認メールのURLをクリックすることでようやく新規登録が完了する。
Twitterの6月末時点での月間アクティブユーザー数(MAU)は前年同期比24%増の2億7100万人。1人当たりのタイムライン閲覧数は7%減少している。
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