米VMwareは8月25日(現地時間)、カリフォルニア州サンフランシスコで開催の年次カンファレンス「VMworld 2014」において、米Docker、米Google、米Pivotalとの提携を発表した。企業がクラウド上でコンテナベースのアプリケーションを稼働させることをサポートするのが目的としている。
Dockerは6月にコンテナ型仮想化ソフトウェア「Docker」の正式版をリリースしたばかり。リリース直後、Googleが「Google App Engine」でのDockerサポートとDocker管理ツール「Kubernetes」を発表し、7月にはMicrosoftやIBMもKubernetesプロジェクトへの参加を表明した。
今回の提携には、VMwareのvCLoud AirやvCenter Serverなど一連のクラウド関連サービスとDocker Hubの相互運用性の強化、VMwareのKubernetesプロジェクトへの参加とAPIやツールの提供など、広範な取り組みが含まれる。
Dockerによると、「Docker Engine」は累計1300万本ダウンロードされており、Docker Hub上で“Docker化”されたアプリケーションは3万本に上るという。
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