米Twitterは、最近一部のユーザーでテストしていたタイムラインへのフォロー相手のツイート以外のコンテンツ表示を正式機能にした。同社の関連するヘルプページに8月19日(現地時間)、新たな項目が加わったことを米Quartzなどが伝えた。
日本語のヘルプページには本稿執筆現在、まだ新項目が追加されていないが、米国版では2項目目として「さらに、あなたがフォローした方がいいアカウントのツイートや、人気があったりあなたに関連性が高いとTwitterが判断したツイートを、あなたのタイムラインに追加します。つまり、あなたがフォローしていないアカウントのツイートが表示されるということです。Twitterはタイムラインに表示するツイートを、ツイートの人気やあなたのネットワーク内での扱いを含むさまざまな要素に基いて選択します。その目的は、あなたのタイムラインをさらに関連性を高く、興味深いものにすることです」が追加された。
Twitterはこれまで、プロモツイートやリツイートを表示することはあっても、基本的には純粋にユーザーがフォローしているアカウントのツイートのみを時系列に表示してきた。この基本が崩れるということだ。
ここ数日、一部のTwitterユーザーのタイムラインに、フォローしているアカウントがリツイートではなく、「お気に入り」にしただけのツイートが表示されるといった現象があり、物議をかもしていた。
米Facebookのニュースフィード(Twitterのタイムラインに当たるページ)は既に時系列ではなく、Facebook独自のアルゴリズムで表示する投稿が調整されており、友達の投稿でも表示されないものが多数ある。Twitterでは表示されないツイートは今のところないが、今後Facebookのような表示方法になっていく可能性はあるだろう。
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