米MicrosoftのサーバOS「Windows Server 2003」のサポート終了が近づいている。そのため、多くの企業は「Windows Server 2012」などの最新プラットフォームに移行を進めている。だが、その中には決して容易に決断できない状況もある。
そうした要因の1つに、全体的な移行コストがある。これにはハードウェアの大規模アップグレードや必要不可欠な更新作業が含まれる。既製または社内開発された16ビット/32ビットアプリケーションが更新作業の対象となり、64ビットのOS環境に対応させる必要がある。
移行が必要不可欠と見なされない要因は複数ある。1つは社内に根付いている惰性、もう1つはITシステムに対する時代遅れの考え方だ。IT予算を拡大するよりも、最新のデータセンターテクノロジーに関する教育を行った方が有効な打開策になるという見方もある。
関連記事
- XPだけではない 今そこにある「Windows Server 2003」危機をどう切り抜ける?
- 今やらないと後で大変 Windows Server 2003からのロール(役割)移行
- “2003/2008信奉者”も心変わりする「Windows Server 2012」のメリット
- Windows Server 2012への移行は2013年が節目