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スキャナーの第3勢力「オーバーヘッド型」3機種を徹底比較――スキャン手順編

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オーバーヘッド式スキャナ今回レビューするオーバーヘッド方式のスキャナ3製品。左から、デスクショット(キングジム)、SnapLite(PFU)、ScanSnap SV600(PFU)

 フラットベッドスキャナ、ドキュメントスキャナに次ぐ第三の勢力として、急速に台頭してきたオーバーヘッド型スキャナ。発表から話題を集めた3製品を比較する短期連載の第2回は、各製品のセットアップ手順をおさらいしたのち、実際にスキャンしてから保存するまでの流れについて比較する。

 →参考記事:設置スペース編

セットアップ

 今回の3製品のうち、「デスクショット」「ScanSnap SV600」はPCに接続して使用するため、ユーティリティソフトをインストールする。「SnapLite」は、iPhoneに専用アプリをインストールする。

デスクショット「デスクショット」は専用ユーティリティをPCにインストールする。輪郭検出を自動にするか手動でやるかを選ぶことを除けば、特に事前に設定を行う項目はない
SV600「ScanSnap SV600」も専用ユーティリティをPCにインストールする。こちらはカラーモードや解像度など、細かい設定をスキャン前に行っておいたほうが仕上がりが美しくなる
SnapLite「SnapLite」はiPhoneに専用アプリをインストールする。補正はほぼ自動化されており、事前に設定を行う項目はない

スキャン手順

 「デスクショット」は、本体にボタンがなく、PCのユーティリティからマウス操作で撮影を行う。ユーティリティに表示されるプレビューをみながら位置を調節して「撮影」ボタンを押すだけだ。最大10秒のタイマー撮影にも対応している。

 「SnapLite」は、iPhoneアプリを起動した状態で本体に乗せると、自動的にライトが点灯するとともに、アプリも撮影待ちの状態に移行する。撮影可能範囲は赤色のLEDで枠が示されるので、そこに原稿が収まるようにしておけばプレビューを見なくても差し支えない。本体側のリスのマークに触れると撮影される。

 「ScanSnap SV600」は、本体のボタンおよびユーティリティのどちらからでもスキャン操作が可能。背景シートの枠内に原稿をセットし、スキャンボタンを実行すれば取り込まれる。背景シートがあると輪郭を検出しやすくなるが、シートがない状態でもスキャンそのものは問題なく行える。

デスクショット「デスクショット」で原稿をセットした状態
SnapLite「SnapLite」で原稿をセットした状態。ライトは自動的にオンになる
SV600「ScanSnap SV600」で原稿をセットした状態。原則として背景マットを使用する
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