米IBMが7月17日(現地時間)に発表した2013第2四半期(4〜6月期)決算は、売上高が前年同期比3.3%減の249億2400万ドル、純利益は同16.9%減の32億2600万ドル(1株当たり2.91ドル)だった。約10億ドルのリストラコストなどを除いた非GAAPベースの1株当たり純利益は3.91ドル。売上高はThomson Reutersがまとめたアナリスト予測(254億ドル)を下回ったが、純利益は予測(1株当たり3.78ドル)を上回った。
非GAAPベースの営業利益率は1.4ポイント増の49.7%だった。
売上高を部門別でみると、テクノロジーサービス部門は4.5%減の98億2800万ドル、ビジネスサービス部門1.1%減の47億9500万ドル。ソフトウェア部門は3.1%減の71億6100万ドルだった。ハードウェアを扱うシステム&テクノロジー部門の売上高は11.9%減の38億9300万ドルだった。
同社は2013年通年の予測として、非GAAPベースの1株当たり純利益を前回より0.2ドル引き上げ、16.90ドルとした。
IBMは現在、大規模なリストラと並行して、データ分析、クラウドコンピューティング、Smarter Planetなどの高価値製品へのシフトを進めている。
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