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故ジョブズ氏の盟友、ビル・キャンベル氏がApple取締役を退任

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 米Appleは7月17日(現地時間)、同社取締役を17年間務めたビル・キャンベル氏(73)の退任を発表した。キャンベル氏に代わって米大手資産運用会社BlackRockの共同創業者、スーザン・ワグナー氏(52)が新たな取締役に就任する。

 キャンベル氏はジョン・スカリーCEO時代である1983年にAppleに入社し、1987年に退社したが、スティーブ・ジョブズ氏がCEOに返り咲いた1997年、ジョブズ氏に請われて取締役に就任した。1998年から米Intuitの会長も務めている。ジョブズ氏の盟友、メンターとして知られ、Apple主催のジョブズ氏の追悼式でも心のこもったスピーチを行った。

 billジョブズ氏の追悼式でスピーチするビル・キャンベル氏

 キャンベル氏は発表文で「17年以上、Appleが最高のテクノロジー企業に成長していくのを見ることができて非常に楽しかった。(中略)Appleは現在、これまでで最高の状態にあり、ティムのリーダーシップの下、同社は順調に進んでいくだろう」と語った。

 新取締役のワグナー氏はシカゴ大学卒業後、Lehman Brothersを経て1988年にBlackRockを創業した。

 Appleのティム・クックCEOは発表文で「ワグナー氏のM&Aや先進国および新興国でのグローバル企業立ち上げの豊富な経験は、Appleが世界市場で成長し続けることに大きく貢献してくれるだろう」と語った。

 ジョブズ氏が亡くなって約3年。クックCEOはBeats買収IBMとの提携発表などを行い、ジョブズ氏時代には考えられなかった路線を進み始めている。

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