MM総研の調査によると、2014年3月末時点で携帯電話契約数は1億4413万件になり、そのうち5734万件(構成比39.8%)はスマートフォンが占めています。ITmedia Mobileの読者もスマホユーザーが多いと思いますが、みなさんはスマホでどうやって個性を出していますか?
フィーチャーフォンを使っていたときはストラップを付けたり、端末背面にプリクラやシールを貼ったりして外見を飾っている人がいました。スマホでは、スマホケースやカバー、イヤフォンジャックに差すアクセサリー、背面シールなどで“自分らしさ”を演出している人が多いようです。iPhoneの場合は家電量販店に行くと専用ケースが山のようにあり選ぶのに困るほど。ストラップが付けられないこともあり、ケースで差を付けたいというニーズも高いのでしょう。外見ではなくスマホの中身に目を向けてみると、壁紙を自分の好きなアニメ作品や個性的なデザインのものにしている人もいるようです。
筆者はスマホにしてからは余計な装飾品は一切付けず、ホーム画面もほぼカスタマイズなしのシンプルな無個性の状態でスマホを利用しています。しかし、フィーチャーフォンを使っていた10代のころは、みんなが携帯電話で個性を出そうと躍起になっていたように思います。上記に挙げたもの以外だと、自作のメロディを作って着信音に設定していたり、掲示板を探し回ってお気に入りの画像や着メロを見つけて友達と見せ合ったりと、時間が有り余っている若者ならではの楽しみ方がありました。
そもそも、スマホ以前の携帯電話は端末自体のデザインが個性的で、機種変更をするのが毎年の楽しみでした。画面の大型化が進み、見た目の違いがほとんどなくなってきた最近のスマホは、昔のように「選ぶ楽しみ」が減ってきたように思います。さらに、キャリアの2年縛り契約により、欲しい端末があっても気軽に機種変更しにくい状況になっています。
筆者にとって、かつての携帯電話は「無限に暇つぶしができる、楽しいオモチャ」でしたが、今は「トラブルなく、安く便利に使えればいい生活必需品」になっています。みなさんも「どの端末がいいかな?」とワクワクしながら選ぶというよりは、「長く使えるかな?」「どの製品ならお得に買えるかな?」と白物家電を選ぶようなシビアな目線でスマホを選び取っているのではないでしょうか。しかし、炊飯器や冷蔵庫などと違ってスマホは常日ごろから持ち歩くもの。やはり何かしらで個性は出したいところです。
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