米Yahoo!が7月16日(現地時間)に発表した2013年第2四半期(4〜6月期)決算は、売上高は前年同期比7%減の11億3500万ドル(トラフィック獲得コスト(TAC)などを除くと1%減の10億7100万ドル)、純利益は46%増の3億3100万ドル(1株当たり30セント、非GAAPベースでは35セント)だった。TACなどを除く売上高はアナリスト予測(10億8000万ドル)を下回ったが、非GAAPベースの1株当たり純利益は予測(30セント)を上回った。
検索広告の売上高は9%減の4億1800万ドル(TACを除くと5%増の4億300万ドル)、ディスプレイ広告の売上高は12%減の4億7200万ドル(TACを除くと11%減の4億2300万ドル)だった。
第2四半期中、同社は約10億ドルを費やして9社(Summly、Astrid、Milewise、Loki Studios、Go Poll Go、PlayerScale、Rondee、Ghostbird Software、Tumblr)を買収した。
同社のCEOに就任して約1年になるマリッサ・メイヤー氏は発表文で「第2四半期の業績に勇気づけられた。事業は安定しており、われわれはほとんど毎週のペースで新サービスを提供している」と語った。
メイヤー氏は業績発表後のビデオ会見で、「多数の才能ある人材を採用することで魅力的な製品を開発し、そうした製品で新たなオーディエンスを引きつけ、そのトラフィックで広告主の関心を高めて収益につなげる」という“連鎖反応”を促進すると語った。引き続きモバイルを最優先事項としつつ、ビデオサービスにも注力していくという。
今後の見通しについては、第3四半期のTACなどを除く売上高を10億6000万〜11億ドルとした。
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