アップルは6月16日、プロ向け音楽制作ソフト「Logic Pro X」を発表した。Mac App Storeを通じて1万7000円で販売する。このほか、Logic Pro Xのライブ演奏用ソフト「MainStage 3」と、iPadでLogic Pro Xをコントロールできる「Logic Remote」も同時にリリースしている。MainStage 3は2600円、Logic Remoteは無料で提供される。
最新版のLogic Pro Xでは、ユーザーインタフェースを刷新したほか、曲調にあわせてドラムトラックを自動演奏するDrummer、音程のずれたボーカルを修正するFlex Pitch、複数のトラックを1つにまとめ、レイヤー音源の作成も可能なTrack Stacksなどの新機能を搭載した。また、Logic Proのシンセサイザーやキーボードのコレクションを拡張し、ArpeggiatorやRetro Synth、Vintage Keyboards、Bass Amp Designerといった新しい音源を追加、1500以上の音源およびエフェクトパッチを含む。
新たに追加されたDrummerは、ロック、オルタナティブ、ソングライター、R&Bなど幅広いジャンルで、プロが制作したリアルなドラムトラックを提供する。Drum Kit Designerプラグインを使えば、プロが録音した音を自分でミックスして独自のカスタムキットを作ることもできる(写真=左)。無償で提供されるiPad用アプリ「Logic Remote」で、Logic Pro Xの録音、ミックス、楽器演奏が可能
関連記事
- WWDC 2013所感(後編):新しいアップルと、デザインが持つ本当の意味
ティム・クック時代の新生アップルは、ハード、OS、アプリ、サービス、さらには会社そのものまで再デザインした。林信行氏がWWDC 2013の内容を読み解く。 - WWDC 2013所感:アップルがWWDC 2013で伝えた「本当に大事なこと」
WWDC 2013の基調講演で行われた発表のうち、業界きってのアップルウォッチャーである林信行氏が最も注目したのは、iOSでもMacでもなく……、少々意外なものかもしれない。 - 200を超える新機能:アップル、次期OS X「Mavericks」を今秋リリース
アップルは、開発者向けイベント「WWDC 2013」で次期OS X「Mavericks」の新機能を披露した。正式リリースは2013年秋予定。
関連リンク
Copyright© 2013 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.