新しい技術は、ユーザー(特にアーリーアダプター)にとって、うたい文句は立派でも実力は未熟という心もとない代物だ。それでも多くの場合、極めて魅力的なビジネス効果が見込めると踏んだユーザーが、リスクを取っていち早く導入を進める。こうしたユーザーの動きによるサービスの在り方や価格への影響が、新技術の先行きを占う手掛かりになる。これまで常にそうだったように、このことはクラウドにも当てはまる。そうした手掛かりとなる3つの動向を読み取り、クラウド革命がどこへ向かうのかを見極めるときが来たようだ。
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