ロボット掃除機ルンバを開発する米iRobotの新製品として、床拭きロボット「ブラーバ380j」が7月4日に国内発売される。フローリングやタイルなどの固い床を、自動でから拭き/水拭きする。直販価格は3万3000円(税別)。
「素足で過ごしたくなる毎日」をうたい、掃除機では難しい皮脂汚れや食べこぼし、花粉やハウスダストを、雑巾やモップいらずでスッキリ掃除できるロボット。スタートボタンを押すと自動で室内を走り、出発点に戻ってくる。
本体前方のクリーニングパットにドライ/ウェットのクロスを装着。市販の掃除用シートの使用も可能だ。付属のマイクロファイバークロスは洗濯して何度も利用できる。ドライモードは直線的な往復運動、ウェットモードは人間がモップがけするように前後に細かい動作——と、設定に応じて動きが変化する。
本体上部の赤外線センサーで、部屋の形状や家具の位置などを把握し、効率的なルートを判断する。赤外線ポイントを示す付属のNorthStarキューブを室内高所に設置すると、より正確に位置を確認できるという。
本体サイズは24.4(幅)×21.6(奥行き)×7.9(高さ)センチで、重さは約1.8キロ。幅30センチ以上、高さ8センチ以上あれば椅子の脚のあいだや家具の下まで入り込める。最大稼働時間はドライモードの場合約4時間、ウェットモードの場合約2.5時間。急速充電スタンドを使用した場合、約2時間で充電できる。
しばらくは直販サイトのみで取り扱い、今後量販店などでの販売も検討していく。
米国では昨年8月に販売を開始し、すでに世界30カ国に展開する同製品。iRobotの国内総代理店セールス・オンデマンドの室崎肇社長は「ルンバが生まれた10年前に比べるとロボット掃除機自体になじみがある人が格段に増えている。日本人は世界的にもきれい好きで需要は大きいのでは。小さなお子さんがいる家庭、花粉やハウスダストに悩む家庭などに特におすすめしたい」と話している。
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