- 第16回 UEFIって何? LaVie Zで改めておさらい
- 第15回 Windows 8は起動が速い……のはなぜか その理由を探る
- 第14回 Windows 8は起動が速い……のは本当か? 実際に計測して確かめてみた
- 第13回 Windows 8は低消費電力? 実際に計測して確かめてみた
- 第12回 Windows 8で「バッテリーが長持ちするようになる」のは本当か
- 第11回 なぜWindows 8は「速い」のか 新旧LaVie Zのパフォーマンスをガチ比較(基本性能編)
- 第10回 タッチパネルなしで大丈夫か?
- 第9回 “なんだかメンドー”を解消する「Windows 8便利ショートカット」7選
- 第8回 Windows 8刷新で驚いた超速レスポンス──「まるでジェットスクランダーを装着した」ようだZ!
- 第7回 LaVie GタイプZを“ノングレア”化、さらに海外で見せびらかしてきたZ!
- 第6回 LaVie GタイプZの通信手段とポート数を考察するZ!
- 第5回 LaVie GタイプZを新幹線&遠征に持っていったZ!
- 第4回 クラウドでかしこくデータ同期──Ultrabookを「すぐ実践投入OK」にする方法
- 第3回 「メモリ4Gバイト固定」の件、そして“あれ”ができるかを試す
- 東京・大阪で「LaVie Z」販売開始イベント──ロンドン五輪メダリストも脱帽「か、軽っ」
- 第2回 Core i7モデルとCore i5モデル、買うならどっち?
- 第1回 LaVie Zの発熱はどう? サーモグラフィでチェック
LaVie G タイプZのUEFI設定をチェック
前回はWindows 8とUEFIの関係をひととおりおさらいした。今回はLaVie G タイプZのUEFIセットアップの設定を確認し、可能ならば起動がより高速になるのかを模索してみたい。
チェックポイントは、
- OSがUEFIネイティブモードであるか
- セキュアブートが有効になっているか
- FastBootがEnableになっているか
- デバイスのブート優先順位でSSDが最優先になっているか
あたりだろうか。
LaVie G タイプZがUEFIネイティブブートになっていることは前回確認済みだ。なお、UEFIネイティブモードでインストールすると、システムドライブのパーティションテーブルはMBRではなくGPTが利用され「Windows Boot Manager」によって起動環境が管理される。ブート優先順位の1番上にこれがきていれば問題なく、実際にそうなっている。
セキュアブートもデフォルトで有効になっている。これについても、きちんとMicrosoftの認定を受けているWindows 8プリインストールPCなのだから当然である。セキュアブートについては前回触れなかったが、要するに関所のようなものである。正しい通行証を持っているOS/アプリは通す、通行証がない/正しくないものは通さない。そういう仕組みをOSブートの過程に設けたものだ。
UEFI 2.3.1でその関所の仕組みがセキュアブートとして標準化されており、Windows 8(UEFIネイティブモード)では、それを利用してセキュアな起動環境を実現している。Windows 8専用の通行証が正しいものであるかを判別するキーは(Microsoftからの配布を受けて)LaVie Z/LaVie GタイプZがあらかじめ持っており、デフォルトで有効となっている。
さて、セキュアセキュアというが、いったい何に対してセキュアなのか。無論、ウイルスなど悪意あるプログラムに対してである。UEFIはプログラミングの自由度が高く、従来のBIOSでのシステム以上に悪意あるプログラムに狙われる可能性があるため、こうした対策を講じているのだと思われる。
Copyright© 2013 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.