米Microsoftは6月23日(現地時間)、クラウドストレージサービス「OneDrive」の無料容量をこれまでの7Gバイトから15Gバイトに増やすと発表した。また、有料ストレージの価格を改定し、消費者向けサブスクリプション制Officeの「Office 365」ユーザー向けの無料容量を1Tバイトに増量する。
これらの増量/値下げは7月に実施する。
OneDriveと競合する米Googleの「Googleドライブ」の無料容量は昨年5月から実質的に15Gバイトになっている。
有料ストレージの月額料金プランは以下のように値下げされる。参考までに現行のGoogleドライブの現行プランを追加してある。
追加容量 | 旧料金 | 新料金 | Googleドライブ |
---|---|---|---|
50GB | 4.49ドル | なし | なし |
100GB | 7.49ドル | 1.99ドル | 1.99ドル |
200GB | 11.49ドル | 3.99ドル | なし |
1TB | なし | なし | 9.99ドル |
なお、Googleドライブの現在の有料プランは、100G/200G/1T/10T/20T/30Tバイトから選べる。
日本では提供していない消費者向けOffice 365のユーザーはOneDriveを1Tバイト無料で利用できるようになる。5人で使える「Office 365 Home」の月額料金は9.99ドル、1人で使う「Office 365 Personal」は6.99ドルなので、Googleドライブの1Tバイトプランと同等もしくは安く、しかもOfficeを利用できる。日本でも利用できるOffice 365 Businessは既に1人当たり1Tバイトが無料になっている。
関連記事
- SkyDriveがOneDriveに移行 先着10万人の100Gバイト贈呈は数時間で打ち止め
Microsoftが予告していたSkyDriveのOneDriveへの改称が始まった。Androidアプリでも撮影した写真を自動バックアップできるようになり、この機能を有効にするとさらに3Gバイトもらえる。 - Microsoft、「SkyDrive」を「OneDrive」に改称へ
- Googleドライブの有料版が大幅値下げ 1TBは月額50ドルが10ドルに
Googleのオンラインストレージの価格が大幅に下がり、例えば1Tバイトを月額9.99ドルで利用できるようになった。100Gバイトで比較すると、MicrosoftのOneDriveの4分の1、Dropboxの5分の1だ。 - Googleアカウントの無料クラウドストレージ、統合で15Gバイトに
現在Google DriveとGoogle+の写真アルバム用に5Gバイト、Gmail用に10Gバイトに分かれている無料ストレージがまとめて15Gバイトになり、Google Driveで5Gバイト以上無料で使えるようになった。
関連リンク
Copyright© 2014 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.