Googleで「ロリ」を含むワードを検索した際、表示される検索結果の数が激減していた問題に関連し、Google日本法人は6月23日、児童ポルノ関連ワード対策について、「識別精度の向上を始め、アルゴリズムの改善に常に注力している」とコメントした。
コメント全文は以下の通り。
「Googleは、児童への性的虐待に対して厳粛な対応を行っており、これらの違法なコンテンツをGoogle製品で表示しないように取り組んでいます。この取り組みは困難な課題であり、完璧に対応できているとはいえませんが、Googleでは、コンテンツや検索キーワードの識別精度の向上を始め、アルゴリズムの改善に常に注力しています」
Google検索で「ロリ」関連ワードに異常があったのは6月4日〜20日ごろ。「ロリ」単体や、「ロリ 陵辱」「ロリ 巨乳」「ポロリ」などのワードで検索結果の数が激減し、WikipediaやTwitterなど大手サイトしかヒットしない状態になっていた。20日までに問題はほぼ解消したが、23日現在でも「ロリ エロ」など一部のワードで問題が続いている。
「ロリ」関連ワードの規制はGoogleがグローバルで行っている児童ポルノ対策の影響とみられるが、「合法な2次元の表現まで検索できなくなり、表現の自由の侵害につながりかねない」などと批判が起きていた。
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