米Adobe Systemsは6月18日(現地時間)、米AppleのiPad向けの無料描画アプリ2種と、それらと連係するハードウェア「Ink & Slide」を発表した。ハードウェアは同日199.99ドルで発売された。
Ink & Slideは、同社が昨年5月に「Project Mighty」と「Project Napoleon」として発表したものの製品版。
これらを利用できるのは、iOS 7を搭載する第4世代iPad、iPad Air、iPad Mini、iPad Mini with Retina。また、一部の機能はCreative Cloudのアカウントと接続させないと利用できない。
描画アプリは、Photoshopのようなビットマップを描ける「Sketch」とIllustratorのようなベクター描画の「Line」の2つ。いずれもAppleのApp Storeから無料でダウンロードできる。Ink & Slideはこの2つのアプリで、感圧式のペンと定規として利用できる。Adobe IdeasやPhotoshop TouchでもInkは利用できるが、筆圧や手を画面につけたまま描画できる機能、Creative Cloudとの連係機能は使えない。
Slideでは直線だけでなく、曲線定規やプリセットされたスタンプのような画像を配置することもできる。
Slideは付属のペンケースをUSBケーブルに接続したものに差すことで行う。
Creative Cloudとの接続により、Cloudに保存してある画像をInkで呼び出したり、SketchやLineで描いた作品をBehanceで公開したり、メールで送信することも可能。
Adobeは同日、Creative Cloudもアップデートした。
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