「他社の512ギガも引っ張って安くするくらいのインパクトがあります」
先週、各ショップのストレージ売り場で話題になっていたのは、クルーシャルのSATA SSD「MX100」シリーズだ。512Gバイトと256Gバイト、128Gバイトの3種類あり、価格は順に2万4000円弱と1万2000円前後、8000円弱となる。
MX100はすでに出回っているM550シリーズの下位にあたるが、大容量モデルは遜色ない速度を確保している。512Gバイトモデルの場合、シーケンシャルリードが最大550Mバイト/秒、ライトは最大500Mバイト/秒。ランダムアクセスはライト最大9万IOPS、リード最大8万5000IOPSとなる。
この性能と割安さから、発売時に早くも大ヒットを予想する声が相次いだ。BUY MORE秋葉原本店は「2万円台前半でそこそこ高速な512Gバイトモデルが買えるなら、256Gバイトからこちらに移行する人も増えるでしょう。SSDの主力を256Gバイトから512Gバイトに引っ張ってくるくらいのインパクトがあります。すると他社も追従せざるえないでしょうし、512Gバイト全体が買いやすくなるきっかけを作るかも」と語る。パソコンハウス東映も「SSDは大容量ほど速くなるので、ここまで安い512Gバイトモデルが出たら売れるでしょうね」と話していた。
一方、M.2型SSDのリテール品も登場している。Plextorの「M6e M.2」シリーズで、価格は512Gバイトモデルが6万4000円弱、256Gバイトモデルが3万3000円弱、128Gバイトモデルが2万円前後。MX100シリーズほどの反響はまだないものの、入荷したパソコンショップ・アークは「まだ絶対数は少ないですが、M.2に注目している人は確実に増えているので、ニーズはしっかりあると思います。ここからバリエーションが増えて市場が活性化すればいいですね」とポジティブに見守っていた。
Copyright© 2014 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.