ソフトバンクモバイルが、世界で初めて人間の感情を認識するという人型ロボット「Pepper」を発表、2015年2月に19万8000円(税別)で発売する。Pepperは感情エンジンとクラウドAIを備えており、人との対話を通じて成長していく。ちょっと会話がかみ合わないこともあるが、ある程度のフリートークも楽しめる。そんなPepperの外観を写真でチェックしていこう。
Pepperのサイズは485(幅)×1210(高さ)×425(奥行き)ミリ、重量は28キログラムで、子どもくらいのサイズと重さだ。頭部にはマイクやタッチセンサー、胸部にはジャイロセンサー、手にはタッチセンサー、脚部にはソナーセンサーやジャイロセンサーなど、さまざまなセンサーを搭載している。頭、肩、肘、手、首、腰などは可動し、人間のようなコミカルな動きを見せてくれる。
何かの拍子にぶつかったらケガをすることが心配されるが、各種センサーが人や障害物を検知して衝突を防いでくれる。誰かに押されても重心を移動させて倒れないようにするオートバランス機能も備えるほか、万が一の事態にはボタン1つで緊急停止も可能だ。
Pepperは音や声に反応するので、「Pepper!」と話しかけるとこちらを振り向いてくれる。6月6日からソフトバンク表参道とソフトバンク銀座にPepperを設置して、自由に会話を楽しめるので、Pepperと遊びたい人は訪ねてみてほしい。
Wi-Fi経由でインターネットにアクセスして、さまざまな情報を取得する。またクラウド上の会話データベースを参照して質問に答えてくれる。ソフトウェアの自動アップデートにも対応する(写真=左)。表情と声の2つから、相手の感情を推定して、それに応じた対応をしてくれる(写真=右)
関連記事
- 孫氏「最終的には愛を理解させたい」——ソフトバンクが人型ロボット「Pepper」で目指すもの
ソフトバンクモバイルが、世界で初めて人間の感情を理解するという人型ロボットを発表。「Pepper」と名付けられたこのロボットは、15年2月に19万8000円で販売される。孫正義氏は「最終的には愛を理解させたい」と意気込む。 - お店で僕と握手!:ソフトバンク、人との交流で成長する自律型ロボ「Pepper」発表——2015年2月に発売、価格は19万8000円
ソフトバンクモバイルは、人の感情を認識する人型ロボット「Pepper」を発表した。2015年2月に19万8000円で発売する。また6月6日からソフトバンク表参道およびソフトバンク銀座の店頭にも設置する。 - ソフトバンクグループが「発表会」を予告 6月5日13時から
ソフトバンクグループが6月5日13時から発表会を開催すると予告した。会の様子はUstreamでリアルタイム配信する。 - ソフトバンク、買い物やアプリインストールで携帯料金を値引きする「得するモール」を6月末に提供
ソフトバンクは同社のスマホユーザー向けに、ネットショッピングなどの利用で携帯電話利用料金が値引きされる会員制のオンラインモールを提供する。 - Sprintの孫正義CEO、「米国のひどいネット環境を改善する」
米メディアの年次カンファレンスに登壇した孫正義氏は、「日本でNTTに立ち向かった時、私には資本も技術もなく、あったのは怒りだけだった」が低価格で最高水準のネットサービスを構築できたとし、米国でもSprintで同じことをすると語った。 - App Town ツール:歩きスマホによる事故を防ぐAndroidアプリ「STOP歩きスマホ」——ソフトバンクがリリース
ソフトバンクモバイルは「歩きスマホ」による事故の防止やマナー向上を目的としたAndroid向け無料アプリ「STOP歩きスマホ」をリリースした。 - 脳型コンピューター、テレパシー、平均寿命200歳——孫社長が語った「最後の大ぼら」
「私が現役社長として行う一番大事なスピーチ」——。ソフトバンクが行った「新30年ビジョン発表会」で、孫社長が300年後の世界と今後30年のビジョンを語った。孫氏は、CPUのトランジスタ数が2018年には大脳の神経細胞の総数を超え、100年後には1垓(がい)倍になると予想。人智を超えた脳型コンピューターが生まれると話す。
関連リンク
Copyright© 2014 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.