Pentiumはデュアルコア、Devil's Canyonはクアッドコア
インテルは、6月3日に「Pentium Processor Anniversary Edition」と「Core i7-4790K」を発表した。どちらも出荷開始は6月14日を予定している。
Pentium Processor Anniversary Editionは、インテルのCPUがパッケージ販売を始めてから2014年で20周年になるのを記念して投入するモデルだ。CPU倍率制御のロックを解除した“アンロック”モデルで、オーバークロック設定を自由に行うことができる。
通常設定の動作クロックは3.2GHzで、デュアルコア構成。Intel HD Graphicsを統合し、高画質補正技術のIntel Quick Sync Videoに対応する。そのほか、LGA 1150をサポートし、3次キャッシュメモリの容量は3Mバイト。内蔵するメモリコントローラは、DDR3-1333まで対応する。チップセットはIntel 8シリーズとIntel 9シリーズが利用できる。
Core i7-4790Kは、開発コード名“Devil's Canyon”と呼んできた、こちらもCPU倍率変更機能のロックを解除したアンロックモデルだ。また、ベースの動作クロックはインテルのコンシューマー向けCPUとしては初めて4GHzに到達した。
LGA 1150に対応しクアッドコア構成の8スレッド対応。統合するグラフィックスコアはIntel HD Graphices 4600で1250MHzで動作する。3次キャッシュメモリの容量は8Mバイト。内蔵するメモリコントローラはDDR-1600まで対応する。拡張スロットでは、PCI Express 3.0を16レーンまで制御できる。
Core i7-4790Kは、第4世代Coreプロセッサー・ファミリーをベースにしているが、次世代のPolymer Thermal Interfaceを導入して放熱効率を高めたほか、ダイに対して安定した駆動電力を供給するために、底面側に実装するキャパシタの数を増やしている。
インテルの説明によると、Core i7-4790Kで測定したSYSmark 2014のスコアは、3年前に登場したCore i7-2700Kと比較してProductivityが34%、Media Creationが65%、Multi-Taskingが35%、3D Modelingが30%それぞれ向上したという。
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オーバークロックに適した“アンロック対応”モデルは、いまのところ登場せず。
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