米位置情報サービスのFoursquareは5月9日(現地時間)、1日に発表した公式アプリ「Foursquare」からのチェックイン機能分割に向けて、移行完了までメイヤーを凍結すると発表した。当面はチェックインしても現在のメイヤーから座を奪うことはできない。
1日の発表によると、Foursquareアプリからチェックイン機能を削除し、独立したチェックイン専用アプリ「Swarm」をリリースするという。Foursquareアプリは米Yelpや日本の食べログのようなクチコミ情報検索ツールになり、チェックインやメイヤー機能はSwarmアプリが担う。Swarmは今週中にリリースされる見込みだ。
Swarmでのチェックインでは、チェックインの感想を画像で表現する「Sticker(ステッカー)」を使えるようになり、メイヤー機能は「Mayors 2.0」になる。
従来のメイヤーは、ベニューへのチェックイン回数が最多のユーザーが獲得する称号だ。SwarmのMayors 2.0では、メイヤーの座はユーザーのコミュニティー内でのみ競うことになる。Foursquareは、ユーザーが5000万人を超えた現在、(人気のスポットで)メイヤーの座を獲得するのは至難の業になったため、立ち上げ当時の楽しさを復活させるためにMayors 2.0にアップデートするとしている。
Swarmでのメイヤーの座は、過去2カ月の履歴に基いて表示される。バッジも、今夏刷新する予定の新Foursquareアプリで改定される見込みだ。ユーザーがこれまでに獲得したバッジは、Foursquareアプリの「トロフィーケース」に収められる。
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