「5万円で15テラも不可能ではありません」
最近の週末は、特価の目玉に3Tや4Tバイトの大容量HDDを用意するショップが多い。4月以降も3TバイトHDDを税込み1万円以下で売り出す例がいくつかあり、週を追うごとに店舗やラインアップが増えている感すらある。
例えば、BUY MORE秋葉原本店は、今週末に東芝の3TバイトHDD「MD04ACA300」を50台限定9990円、4TバイトHDD「MD03ACA400」を20台限定1万4990円で売る。ここは先週末もほぼ同条件同価格帯で実施していたが、今週はウェスタンデジタルの3TバイトHDD「WD30EZRX-1TBP」と4Tバイトの「WD40EZRX」(ともに20台限定)も特価値を下げて東芝製の同容量モデルと同じ値としている。
同店は「3月ごろから仕入れ値は変わっていませんが、そのころからウチでギリギリの調整をしてやっていました。消費税が上がった4月以降も特に追い風はないので、あとはお察し……という状況で、どうにか水準を保っています」と絞り出す感じで話していた。ただ、「MD04ACA300は1人最大5台まで購入できるので、5万円で15テラも不可能ではありません」とプッシュも忘れない。
一方、パソコンショップ・アークは、シーゲートの3TバイトHDD「ST3000DM001」を土日各5台限定で税込み9980円としている。「4月以降も大容量HDDの需要はずっと大きいので、狙っている人も多いと思います」と語る。
通常売価は相応に上がっているが、特価の花は「大台を切るかちょっと越えるかで反響がガラリと変わる」(別のショップ)そうで、なんとかして3月以前のキャッチーさを維持しているところも少なくないのかもしれない。
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