「2.5インチのほうが低容量を好む人が多いですね」
先週、プレクスターの新SSD「M6S/M6M」が複数のショップに入荷した。M6SはM5Sの後継となる2.5インチタイプのスタンダードシリーズで、128Gバイトモデルが1万1000円強(税込み、以下同)、256Gバイトモデルが2万円前後となる。M6MはM5M後継のmSATAタイプで、64Gバイトモデルが8000円前後、128Gバイトモデルが1万2000円前後、256Gバイトモデルが2万2000円前後となる。各シリーズには512Gバイトモデルもラインアップされているが、後日入荷ということで店頭に並ぶ姿はまだ確認できなかった。
M6SとM6Mは、2コアのコントローラー「Marvell 88SS9188」とプレクスター独自の「True Speed」テクノロジーにより高速化をしており、M6S 128Gバイトの場合、M5S 128Gバイトと比べて書き込み速度が1.5倍になっているという。M6Sのシーケンシャルリード最大値は520Mバイト/秒、同ライト最大値は128Gバイトモデルで300Mバイト/秒、256Gバイトモデルで420Mバイト/秒となる。M6Mもシーケンシャルリードは全共通で最大520Mバイト/秒。同ライトは64Gバイトモデルで160Gバイト/秒、128Gバイトモデルで340Mバイト/秒、256Gバイトモデルで440Mバイト/秒だ。
入荷したパソコンハウス東映は「プレクスター製のエントリーモデルで性能が大幅に上がったということで、これから定番化する可能性はありますね。低容量モデルでもそこそこ書き込み速度がありますし、悪くないと思います」と語る。
モデル単位でみると、特にM6M 128Gバイトをヒット候補に挙げるショップが多かった。パソコンショップ・アークは「2.5インチタイプはOSインストール用と割り切って低容量でそこそこ速いモデルを探している人が多いので、128Gバイトあたりが売れるかなと思います。逆に、mSATAは旧世代の低速低容量SSDからの乗り換え需要が中心になるので、意外と大容量のほうが売れやすいんですよ。M6Mは256Gバイトに注目しています」と話していた。
なお、M6Mのパッケージは、従来の青ベースから黄色ベースに切り替わっており、ショップからさまざまな感想が聞かれた。某ショップのスタッフは個人的な感想として「鋭いイメージの青パッケージのほうがしっくりくると思うんですが、慣れですかね。黄色も悪くないですけど、ちょっとだけ日本好みから離れた感じもします」と率直に言う。
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