米Microsoftは4月2日(現地時間)、年次開発者会議「Build 2014」の基調講演で、ディスプレイサイズが9インチ以下のPC、タブレット、スマートフォンに搭載するWindowsを無料にすると発表した。
つまり、OEMメーカーは低価格端末およびWindows Phone端末に関してMicrosoftにWindowsのライセンス料を支払わなくて済むようになる。ライセンス料を無料化することで製品の価格を下げ、特に苦戦しているタブレットとスマートフォン市場でのシェアを拡大する狙いだ。
同日発表されたWindows 8.1 Updateでは、Windowsはメモリが1Gバイト、ストレージが16Gバイトの端末でも快適に動作するようになるとされており、サードパーティー製の安価なWindowsタブレットの登場が期待できる。
OEM版無料WindowsにはOffice 365(明記はされていないが恐らくパーソナル版)の1年無料サブスクリプションも含まれる。
Windows 8.1のライセンス料は従来1台当たり50ドルだったが、米Bloombergは2月にライセンス料が15ドルに引き下げられると報じた。
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