ルネサスエレクトロニクス子会社で中小型液晶向けドライバメーカー・ルネサスエスピードライバ(RSP)を米Appleが買収する方向で交渉に入ったと4月2日付けで一部が報じた。ルネサスは同日、「当社とRSPは更なる成長の為、譲渡を含めた様々な検討を行っているが、現時点で決定した事実はない」というコメントを発表した。
2日付けの日本経済新聞によると、Appleは液晶ドライバで世界約3割のシェアを持つ世界最大手のRSPを傘下にすることで、スマートフォンの鍵を握る液晶ディスプレイ技術を自社に取り込みたい考えという。
RSPは2008年、ルネサスとシャープ、製造委託先の台湾Powerchipによる中小型液晶ディスプレイ向けドライバ・コントローラの合弁会社として設立された。
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