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「注目度は高いです」――HGSTや東芝からもNAS向けHDDが登場

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「個人ユーザーでも長時間稼働を想定して買っていく人は多いですよ」

og_akiba_001.jpgHGST「DESKSTAR NAS 0S03663」

 先週、複数のショップにHGSTの3.5インチHDD「DESKSTAR NAS 0S03663」が入荷した。3TバイトのSATA3モデルで、価格は1万7000円前後となる。

 0S03663は長時間連続稼働を想定したNAS向けシリーズで、デスク回転数を7200rpmにすることでアクセススピードを高めているほか、RAID構築時の信頼性を高める回転振動センサーも搭載している。BUY MORE秋葉原本店は「法人個人問わずにNAS向けHDDの需要は高いので、しばらく潤沢に出回れば定番化するポテンシャルがあると思います」と話していた。

 NAS向けHDDの人気は、2012年8月にウェスタンデジタルから「WD Red」シリーズが投入されて以来、じわじわと人気が浸透しており、2014年に入って急速にバリエーションが増えている。先々週に東芝からデスクトップNAS向けの5Tバイトモデル「MG04ACA500E」が登場したほか、マーシャルからは同じ東芝製HDDを使った「ニアライン向け Maシリーズ」が1月から出回っている。

 これらのHDDは「3Tバイト以上のモデルを複数台使ってRAIDを構築する人が多く、ショップとしてもおいしいラインなんです」(某ショップ)という。「スマホや他のガジェットとデータを共有したいというニーズもあって、ここ1〜2年の間にNASの需要が増したことで、ちゃんとした品質ならどれも手堅く売れるんじゃないでしょうかね」とのことだ。

 ノーマルタイプのHDDと同時に登場した場合、多少高価でもNAS向けのほうが売れると推測するショップは確かに多く、実際、よく売れているとの声も複数聞いている。

og_akiba_002.jpgog_akiba_003.jpg2月中旬に搭乗した東芝の5TバイトHDD。NAS向けの「MG04ACA500E」は5万円弱、ノーマルの「MD04ACA500」は3万円弱だった。入荷数が少なく、どちらも即売り切れ状態に(写真=左)。マーシャルの東芝製HDDシリーズ。転送速度や信頼性の高さから、ノーマルなAV仕様(青)よりNAS向け(緑)のほうが好調という(写真=右)

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