ボディデザイン、キーボード、バッテリー動作時間も進化
「VAIO Duo 13」は従来モデルの「VAIO Duo 11」と同じく、独自のスライド機構「Surf Slider」デザインを採用した13.3型ハイブリッドPCだ。キーボード収納時はタブレットの形状でタッチ操作が可能な「タブレットモード」として扱うことができ、液晶ディスプレイ部をスライドさせて立ち上げることでキーボードが現れ、通常のクラムシェル型ノートPCの形状で操作できる「キーボードモード」に変形する。
従来モデルからの変化は、まずスライダー部分が小さくなったことが挙げられる。本体幅の3分の1くらいに小型化しつつも、軽い力でスムーズにディスプレイを立ち上げられるのは変わっていない。また、従来機と同様に筆圧検知対応のデジタイザスタイラスが付属するが、右側面にペン置きを備えた。ペンを引き抜くとスリープから復帰する仕組みだ。
本体の外観も変わっている。液晶ベゼル部分が狭くなり、ディスプレイが13.3型であるものの、11.6型サイズのVAIO Duo 11と同程度の本体サイズと重量を実現している。また、キーボード面にあったトラックポイントをなくし、新たにタッチパッドを搭載したところも見逃せない。
本機はCoreプロセッサー・ファミリーを採用したマシンで初めてConnected Standbyに対応した。スリープ時にも定期的にネットワークに接続し、メールなどの同期が行える。展示機のスペックは、CPUがCore i7-4500U(1.8GHz/最大3GHz)、メモリが8Gバイト、ストレージは128GバイトSSDなど。液晶ディスプレイはフルHD(1920×1080ドット)表示に対応する。インタフェースはUSB 3.0×2、HDMI出力、SDメモリーカードスロット、ヘッドフォン出力を背面に搭載する。カメラは800万画素のリアカメラを備えた。
第4世代Coreプロセッサー・ファミリーを搭載したことで、バッテリー動作時間が増えたのもVAIO Duo 13の大きな特徴だ。製品発表会では、同社VAIO&Mobile事業本部VAIO企画部統括部長の森繁樹氏が「Ultrabookで最長のバッテリー動作時間」と本機を紹介。MobileMark 2007で15時間という長さをアピールした。
カラーバリエーションはブラックとシルバーの2色を用意。グローバルでは2013年6月中旬から順次発売するという。こちらも日本での発表が待ち遠しいモデルだ。
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