NVIDIAは2月18日(現地時間)、最新のMaxwellアーキテクチャを採用する初のGPU「GeForce GTX 750 Ti」および「GeForce GTX 750」を発表した。同GPUを搭載する製品はグラフィックスカードベンダー各社から登場し、市場価格は2Gバイトのグラフィックスメモリを搭載するGTX 750 Tiが149米ドル、メモリ1GバイトのGTX 750 Tiが139米ドル、GTX 750が119米ドルになる見込み。
ともに“第1世代Maxwell”アーキテクチャを採用する製品で、新たにSM(Streaming Multiprocessor)の構成を見直し、CUDAコアの利用効率を高めることで、電力当たりの性能を大きく向上したのがトピックだ。
同社によれば、GeForce GTX 750 Tiは、GTX 550 Tiの半分の電力で倍の性能を発揮し、Fermi世代のフラッグシップだったGeForce GTX 480に匹敵する性能を持ちながら、消費電力は60ワットと、約4分の1に低減したという。
主な仕様は以下の通り。なお、同GPUはNVIDIAの最新アーキテクチャ“Maxwell”を徹底解説で詳細を解説している。
なお、今回の発表にあわせて、NVIDIAは新フラグシップモデル「GeForce GTX Titan Black」も同時発表している。従来同様GK110コアを採用するが、CUDAコアは従来の2688基から2880基構成に変更され、ベースクロックが889MHzに、ブーストクロックが980MHzに向上している。
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