ココが「○」 |
---|
・高精細1920×1200解像度 |
・128GB SSD搭載構成が選べる |
・外部映像出力+USB 3.0搭載 |
ココが「×」 |
---|
・Miix 2 8と比べると少し重め |
・5万円台半ばからとやや高め |
・LTE+GPS内蔵構成なし(後日?) |
はじめに:8型サイズのWindows 8.1タブレットで、現時点最強(?)スペックのモデル
2013年末にグワッと増えた8型クラスのWindows 8.1搭載タブレットが人気を博している。特にMiix 2 8はメーカーが想定する以上の需要があったようで、一時、在庫切れで購入できない期間もあったほどという。そのレノボ・ジャパンより、もう1つ8型Windows 8.1タブレットが追加される。
それがThinkPadブランドを冠した「ThinkPad 8」だ。ライバルモデルより軽量で低価格傾向だったMiix 2 8に対し、ThinkPad 8の差別化ポイントは「とにかくハイスペック」。2014年1月現在最強──と言えるであろう「1920×1200ドット表示対応の高精細液晶ディスプレイ」の搭載とThinkPadブランドならではビジネスでの活用に適する特徴が大きなポイントとなる。
- 2014年タブレット春モデル:1920×1200解像度が光る、Thinkブランドのハイスペック8型Windowsタブレット──「ThinkPad 8」
- 最新タブレット速攻レビュー:「Miix 2 8」──「ライバルより、“かなり”軽量」な8型Windows 8.1タブレット
本体サイズは132.8(幅)×224.3(高さ)×8.8(厚さ)ミリ、重量は約430グラム。主要構成で短納期とする“ファースト・セレクト”モデルは、Windows 8.1 Pro+128Gバイトストレージ仕様の「20BN001RJP」(実売6万9000円前後)とWindows 8.1 Pro+64Gバイトストレージ仕様の「20BN002DJP」(実売5万9000円前後)の2モデル。ほか、Windows 8.1と64Gバイトストレージ、Office Home and Business 2013搭載とした最小構成例で5万円台半ばとする選択肢もある。
基本仕様は開発コード名:Bay Trail-T世代のタブレット向けSoCとWindows 8.1の組み合わせで動作するWindowsマシン。こちらはMiix 2 8ほか、ライバルメーカーの8型Windows 8.1タブレットと同じである。ただ、Miix 2 8と比べ、CPUはデュアルチャネルメモリ対応Atom Z3000シリーズで最上位(2014年1月時点)となるAtom Z3770(1.46GHz/最大2.39GHz)を採用、ストレージもより大容量の128Gバイトの構成を選択可能とする。メインメモリは2Gバイト(LPDDR3)で、こちらはライバルモデルと同容量。OSはビジネスシーン向けに訴求するモデルのため、32ビット版のWindows 8.1 Proが基本となる(直販サイトにて、Windows 8.1としてやや低価格とする構成も可能)。
最後に「高解像度ディスプレイ」。他モデルにはない1920×1200ドット表示対応の8.3型ワイドIPS液晶ディスプレイは特に興味を引かれる部分だろう。ディスプレイ表面の保護に旭硝子製のモバイル機器向け強化ガラス「Dragontrail」を作用し、ビジネス利用にも耐える高度な実用性と堅牢性を確保する。
ボディと製品概要:Miix 2 8より少し重いが、このハイスペックさならまったく許せる範囲
ThinkPad 8の主な仕様 | |||
---|---|---|---|
製品名 | ThinkPad 8(20BN001RJP) | ThinkPad 8(20BN002DJP) | (参考)Miix 2 8(59399891) |
メーカー | レノボ・ジャパン | ||
OS | 32ビット版Windows 8.1 Pro | 32ビット版Windows 8.1 | |
本体サイズ(幅×高さ×厚さ) | 132×224.3×8.8ミリ | 131.6×215.6×8.35ミリ | |
重量(実測値) | 約430グラム(後日測定) | 約350グラム(340グラム) | |
画面サイズ(液晶方式) | 8.3型ワイド(IPS) | 8型ワイド(IPS) | |
アスペクト比 | 16:10 | ||
タッチパネル | 静電容量式・10点マルチタッチ対応 | ||
デジタイザ | ─ | ||
ディスプレイ解像度 | 1920×1200ドット(約272ppi) | 1280×800ドット(約188ppi) | |
CPU(コア数/スレッド数) | Atom Z3770(4/4) | Atom Z3740(4/4) | |
動作周波数 | 1.46GHz/最大2.39GHz | 1.33GHz/最大1.86GHz | |
チップセット | CPU内蔵 | ||
vPro | ─ | ||
GPU | CPU内蔵 | ||
メモリ | 2Gバイト(LPDDR3/最大2Gバイト) | ||
メモリスロット(空きスロット数) | 内蔵(0) | ||
ストレージ(評価機実装) | 128Gバイトフラッシュ(SanDisk「SEM128」) | 64Gバイトフラッシュ | 64GバイトeMMC(Samsung「MCG8GC」) |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n(Broadcom 802.11abgn Wireless SDIO Adapter) | ||
Bluetooth | Bluetooth 4.0 | ||
NFC | ─ | ||
センサー | 加速度センサー、光センサー、コンパス、ジャイロセンサー、近接センサー | 加速度センサー、光センサー、コンパス、ジャイロセンサー、GPS | |
有線LAN | ─ | ||
ワイヤレスWAN | ─ | ||
キーボード | ─ | ||
キートップ仕様・形状 | ─ | ||
キーピッチ | ─ | ||
キーストローク | ─ | ||
キーボードバックライト | ─ | ||
ポインティングデバイス | ─ | ||
主なインタフェース | Micro USB 3.0×1(OTG対応/充電端子兼用)、microSDスロット、Micro HDMI出力、ヘッドフォン/マイクコンボ(3.5ミリ)、Webカメラ(イン200万画素/アウト800万画素) | Micro USB×1(OTG対応/充電端子兼用)、microSDスロット、ヘッドフォン/マイクコンボ(3.5ミリ)、Webカメラ(イン200万画素/アウト500万画素) | |
メモリカードスロット | microSD | ||
SIMカードスロット | ─(スロットはふさがれている。日本市場向けモデルは、現時点投入予定未定) | ─ | |
その他カードスロット | ─ | ||
スピーカー(音質補正ソフトウェア) | ステレオ(─) | モノラル(─) | |
マイク | モノラル | ||
指紋センサー | ─ | ||
セキュリティチップ | ソフトウェアTPM | ─ | |
セキュリティロックポート | 非搭載 | ||
バッテリー動作時間 | 約8時間 | 約10時間 | |
バッテリー仕様 | 21ワットアワー | 17.5ワットアワー | |
ACアダプタ実測サイズ(幅×奥行き×高さ) | ─(後日調査) | ||
ACアダプタ実測重量(本体のみ/ケーブル込み) | ─(後日調査) | ||
ACアダプタ出力仕様 | 5.2ボルト/2アンペア | 5ボルト/2アンペア | |
ACアダプタ対応電圧 | 100〜240ボルト(50/60Hz) | ||
DC端子形状 | USB 3.0 Micro-B | USB Micro-B | |
プラグケーブル端子形状(ACアダプタ側) | USB 3.0 Standard-A | USB Standard-A | |
防水/防滴 | ─ | ||
カラーバリエーション | ブラック | シルバー | |
オフィススイート | ─ | Office Home and Business 2013 | |
価格 | オープン(発売時価格6万9000円前後) | オープン(発売時価格5万9000円前後) | オープン(発売時価格4万7800円前後) |
発売日 | 2014年1月31日 | 2013年12月6日 | |
Copyright© 2014 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.