デルは1月23日、セキュリティビジネスに関する戦略説明会を都内で開催した。ネットワークセキュリティ製品と対策サービスを組み合わせたソリューションの推進と販売チャネルの拡大に注力するとしている。
同社はセキュリティビジネス領域で、ネットワークセキュリティの「SonicWALL」、対策サービスの「SecureWorks」、IT資産管理の「KACE」などのポートフォリオを持つ。2月にスタートする同社の新会計年度の戦略ではSonicWALLとSecureWorksを組み合わせたソリューションを推進し、企業や組織の内部と外部からの両面からセキュリティ対策の支援を行うとした。
ソフトウェア事業本部 セキュリティソフトウェア本部長の藤岡健氏は、「SonicWALL製品では脅威検知に対する能力やコストパフォーマンスに対する中堅・中小企業の評価が高く、前年度は過去最高のアプライアンス出荷台数を記録できた」と説明。高度な手口を用いるような脅威対策としてはSecureWorksのサービスを活用することで、企業環境に応じて自社リソースと外部サービスのリソースを組み合わせていけるメリットを訴求するという。
販売面では他社製品・サービスからの移行などを推進する販売代理店向け施策を展開するほか、新規の販売代理店の開拓にも注力していくとしている。
SecureWorks ビジネス&マーケティング シニアマネージャの古川勝也氏は、「SonicWALLとの連携によりマネージドセキュリティサービス(MSS)が強化される」と述べ、デルのセキュリティソリューションがITシステムのライフサイクル全体をカバーできる規模に拡大すると述べた。
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