米Intelは、1つの端末に2種類のOSを搭載するデュアルOSプラットフォーム戦略を新たに打ち出した。これは、米MicrosoftのWindowsを維持しながら、米GoogleのAndroid OSをエンドユーザーに提供する手段になる。
Intelは、1つのプラットフォームでWindowsとAndroidの両方を実行できる「2-in-1」コンピュータをサポートする予定だ。2014年には、台湾Asusをはじめメーカー各社から、2つの環境をボタン1つで切り替えられるデュアルOS端末が提供されるとみられる。デュアルモードなら、タブレットとPCの融合を実現し、使用するアプリケーションに応じて、ユーザーが端末の操作形態を選択できる。
「デュアルOSは確かに面白い仕組みだが、2-in-1タイプのPCでないと有用性はないと思う」と語るのは、米調査コンサルティング会社Technalysis Researchの創設者、ボブ・オドネル氏だ。
デュアルOSの概念は、同じ端末上でアプリケーションとデータを業務用と個人用とに分離できる「デュアルペルソナ」技術と似ているが、デュアルペルソナは「Blackberry Balance」などのデュアルペルソナツールを使って実現し、端末に搭載されるOSは1種類のみだ。
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